2013年9月30日月曜日

そして灘手AIR2013へ

皆様お久しぶりです。

このブログの更新もすっかりご無沙汰しておりました。
大変失礼しました。

ところで、2013年も9月が終わろうとしていますが、
今年も灘手AIRを実施することにいたしました。

去年楽しんでいただけた方、去年がっかりされた方、
去年のことは知らないよという方、
みなさん、今年の灘手AIRも応援してやってください。

よろしくお願いします。
新しいブログを作成しました。
今後はこちらもアップしていきます。
http://nadateair2013.blogspot.jp/

2013年1月15日火曜日

★★イベントのお知らせ★★

2012年度に、灘手AIRと同じように、鳥取県内で4つのNPOが国内外から
様々なアーティストを招きました。

その成果発表会が開催されます。
1月20日(日)14:00~です。
くわしくはこちらのHをご覧ください。
暮らしとアートとコノサキ計画

事業報告だけでなく、来年度の課題なども発表されるようで
興味深いです。

お時間のある方は、交流会もあるようなので、ぜひ!

2012年12月13日木曜日

感想らしきもの

プロジェクトが終わり半月ほど過ぎました。

事業を振り返って、実行委員として感想らしきものを書いておこうと思います。


 灘手AIRプロジェクトは、実行委員として特に事前に方向性や目標を定めることなく、ディレクターの考えたプランを補助する形で行われました。そのため実行委員自身が、担うべき役割や進むべき方向性、求める結果を理解、共有できないまま始まり、そのまま終了を迎えたという感覚があります。アーティストの選定や、事業に期待するものなどについて、実行委員が全く触れずにお手伝いだけの実行委員だったなと感じます。

 ですから、今回の事業は、ディレクターがイメージした姿から見れば、なかなか成功を収めたようですが、それ以外の人間は、実行委員でさえ事業・作品の意味がわからず、「期待はずれ」という感覚を持った人が多かったという現実がありました。文化事業、さらに、目に見える結果を伴わない事業として運営するためには、せめて実行委員は事業を理解し、求めるゴールのイメージを共有しておくべきだったと反省しています。というか、事業が始まってからの実行委員召集だったので、今回は仕方が無かった面もあるのですが。

 皮肉なことに、今回は、我々の予想外の作品を見て受けたショックにより、初めて実行委員が事業について真剣に考え始めることになりました。成果発表が、事業に真剣に取り組むきっかけになったということは、まあ今回の事業単体で見れば、時すでに遅しですが、これもこの事業がもたらした一つの影響・成果と言えるのではないでしょうか。

 ですから、今回の経験・反省を活かすため、また、この事業の効果をもっと発揮させるため、ぜひ今後も事業を継続していきたいと感じました。そのためには、実行委員とディレクターが綿密に打ち合わせをし、事業のヴィジョンを明確にし、企画・運営することが必要だと考えます。もちろん、ヴィジョンに囚われすぎず、実際にアーティストと関わっていく中で、事業はフレキシブルに運営して行くのが良いとも考えます。そういう意味では、ディレクターに一任という考えもできます。もちろん、それを実行委員で話し合って意思統一して行うことが前提ですが。

 この事業は、「滞在製作」と訳されたりしますが、その形式や成果作品が重要なのではなく、異質なものが地域に与える効果という全く見えにくいソフトな面が本質だと感じました。
ArtistInResidenceを考えておられる方々、やってみると非常に奥が深く、おもしろいですよ。
参考になれば幸いです。

あ、あくまで素人の個人的な意見ですのでご勘弁を。
ただ、そこは違うんじゃないかとか、こういうこともあるよ、みたいな意見を下さる方があれば、お気軽に書き込んでやってください。私も勉強させていただきます。

2012年11月26日月曜日

作品展示終了

昨日、平成24年11月25日19時をもって、
灘手Aritist In Residence Project 2012 の展示が終了いたしました。

地区外はもとより、市外・県外からも多くの方々にご来場いただき
誠にありがとうございました。
実行委員の一人として心よりお礼申し上げます。

とは言っても、このたびの事業の結果については
主に、というかほとんど全てがアーティストとディレクターによるもので
私がお礼を言うというのも、おこがましいと感じます。

敏腕ディレクターと本物のアーティストのタッグで
この事業を最初から最後まで進めていただいたと感じています。

作品・展示については、お礼を言うほどの立場ではないと申しましたが、
地域の皆様をはじめ、たくさんの方々に協力していただき
もちろん実行委員も頑張っていただき、この事業が最後まで運営できたことについては
これは私からも大変感謝を申し上げたいです。

皆様、本当にありがとうございました。

頭の整理のため、このブログはもう少し更新していきます。

(訳)
昨日のな、平成24年11月25日の晩の7時でな
灘手灘手Aritist In Residence Project 2012 の展示が終わったに。

灘手でない人もだし、倉吉でない人や県外の人までえっと来てもらって
ほんにありがとございました。
一応実行委員だけな、ちょっと礼言わしてえな。

だけどそがにい言うけどな、この事業がうまいこと行ったのはな
だいたいっちゅうか、ほとんど全部がな、アーチストさんとなデレクターさんのおかげだいな。
だけ、うちらが礼言うっちゅうのも変な話だいな。

デレクターさんの腕とな、アーチストさんの本気さでな
この事業は最初っから最後まで、してごしなったと思っとる。

そっでもな、作品や展示はうちらが礼言うほどのことしとらんって言ったけどな、
じげの人らちやな、ほんにえっとのもんに助けてもらってな、
実行委員のもんは当たり前だけどな、そっでこの事業が最後までできたのは
わしからもほんに礼言いたいだいな。

みなさん、ほんにすいませんでしたな。ありがとうございました。

まだ頭の中がごちゃごちゃしとるけえな、
少しずつ整理するやあに、もうちょっとこのブログも続けるけえ。

2012年11月22日木曜日

アートと地域について

11月18日、鳥取大学の小泉先生をお招きして、
アートと地域の関わりについて勉強をしました。

聞けば聞くほど、アートってなんだろうと考えさせられます。

わたくし、実行委員という立場でありながら、アーティストに対してこんなことを言いました。
「作品を見て、正直、がっかりでした。」
それは、自分が実行委員として取り組んできた事業が盛り上がりに欠けたこと、
作品が、期待していたものとかけ離れていたこと、などいろんな意味での「がっかり」でした。

さらには、「アーティストは社会の構成員としての役割(責任)を果たしていないのではないか」とも言いました。アートという異質なものに対しての畏怖、拒否反応だったのかもしれません。

わたくし、普段、自分の気持ちをストレートに言うことなんて滅多にないです。
今回も、とても失礼な感想だったし、心に秘めておくつもりでした。

でも、アーティストが私の地域に対して真剣に取り組んでくれているのが
わかるからこそ、正直に話しました。

もちろん、盛り上がりに欠けたことについては、実行委員である我々自身の責任です。
期待と違う作品だったことについては、我々が勝手な期待を抱いていただけで、
アーティストと作品の方向性などについて語ったことはありませんので、勝手な思いです。
そして、私はアートの心得が全くありません。素人の感想です。

でも、地域にアーティストを入れるということは、そういうことだと思うのです。
もちろん、アーティストにものすごく不快な思いをさせたと思います。
機嫌も悪くなり、反論もされました。当然でしょう。
でも、そこからお互いの思いをぶつけ合うことができました。

話してみて思ったのは、アーティストとしての強さを強く感じました。
信念を曲げない強さ、批判を受けて立つ強さ、流されない強さ・・・

みなさんも見て、語って、ぶつかって、感じてみてください

作品を見て・・・

作品展示の様子はこんな感じです。
空き店舗を会場に、
向かって右の暗闇に浮かぶのは、文化祭でも登場したお地蔵さんです。
 
左側の明るい空間には3つの作品が展示してあります。
ぜひご覧になってくださいね。


さて、11月18日、作品についてアーティストと語る場がもうけられました。
アーティスト・ディレクターから、作品についてお話を聞きました。
皆さんが感想などを熱く語りました。

 

うーん。アートって深い。おもしろい。


いよいよ残りわずかです。

灘手AIRプロジェクト2012。
11月17日から始まった作品展示もいよいよこの日曜日で最後となります。

まだ見ておられない方はぜひ一度ご覧ください。

そして、既に見られた方も、二度・三度と見ていただければ
また違った感想が生まれるのではないかと思います。

有佐祐樹という現代美術のアーティストが
この鳥取県 倉吉市 灘手地区 に実際に住み、
地域の人と触れ合いながら、灘手の中で考え、感じたことを作品にしました。

作品に込められた思いを、ぜひあなたの心で感じとってください。

可能な限り、スタッフ・アーティストが受付会場の方におりますので
感じられたことをお話ししていただければ、なお幸いです。

それでは皆様、お待ちしております。